嘘を愛する女 試写会感想
初めてブログに手を出しました。
というのも、数か月前にアカウントだけつくってほったらかしてまして。それで「嘘愛の試写会もし行けたらはてなブログに感想書いてみようかへへへ」くらいの軽いことを考えていたら、まさか実現するとは…拙い文章ではありますが、一読していただけたら幸いです。
舞台挨拶編
これまで舞台挨拶つき試写会に何度か行ったことがあるんですが、国際フォーラムホールCでの試写会に至ってはこれで3回目だったんですね。恐ろしいことに。ハガキ当選でしたし早めに列に並ばないと、ということで一緒に行ってくださる方に「13時くらいから並べばさすがに一階席のはず…」とか話をしていました。で、私が大学の都合で遅れて行きまして、15時くらいに会場に着いたんですが…
並んでる人少なっ。
これまでの試写会がジャニーズ関連だったせいか、15時半ともなれば200人弱とか並んでいたんですが、今回15時で3,40人くらいしかおらず…普通こんなものなんですね。ジャニーズは常識じゃない、と教訓を心に刻みました。並んでもらっていた方に申し訳なかったです。リサーチ不足でほんとにすみません。
その甲斐あって1階の座席になったんですが、ちょうど1階の中央あたりの座席をつぶして作ったセンターステージがよく見える席でした。私の中で
センターステージ=近い=ファンサービス
と勝手にイメージができてまして、これはどんなことになるやら…と思っていたら、ゲストの皆さんは客席を通っての登場でした。私たちも通路に面した座席ではあったんですが、二つ通路があるうちの私たちの側ではない方の通路を通られたので少し残念。でもセンターステージでの高橋さんがまさみさんをエスコートするお姿はばっちりこの目でとらえました。ところで、あれ、高橋さん…
股下はどこへ?
ちょっと動揺してしまいました。このとき
(え、もしやあれが今の最先端か、サルエル的な、ゆるくスラックス履くの流行ってんのかな…でもあんな感じでスーツ着てる人よく22:00の小田急線にいるよな…何がこうなってるんだ、グレースーツ?でも貝原茂平はちゃんと着こなしてたぞ…貝原と高橋一生は別人とかそういう理屈…?でもあのスラックス、というかズボン上まで上げたら刑事ゆがみの浅野さんみたいになりそう…)
とか考えてて集中切れてました。今考えるともったいない話です。ただ私個人が細身のスーツが好きなもので、ちょっとこだわりが出てしまいました。
そして安定のお手振りタイム。あの目が合ってるような合ってないような、こっちに手を振ってくれたのかもしれない!みたいな感じ、ほんとに楽しいです。しかも高橋さんの視力は2.0、という前情報のおかげで
「え、私の顔見えてますかね?!」
「一生さんの視界の末席汚します、すみません!!」
とか盛り上がれて本当に良くて。もうヘンタイなテンションになります。愛しかない空間最高。あと 高橋さんお手振り→観客「ぎぇあー!」と叫ぶ という一連の流れを横で見ているまさみさんのお顔、とてもツボでした。確かに傍から見ていればこの光景は面白いんだと思うんですが、そんな目で見ちゃダメ…
その後、自撮り!金テープばーん!とこなして前方ステージへ。結構体感としては短かったような…(ヘンタイテンションのせいかもしれませんが)ここから舞台挨拶になります。
どうせ発言はネットニュースになるし、ということで双眼鏡で終始登壇者の皆さんのお顔を眺めていました。高橋さんは「どうやって作ったんだいその髪型、というか毛流れ…」とか含めていろいろ愛おしくなりましたし、まさみさんのお肌はぷるっぷるで。表面が水まんじゅうみたいでした。違うかもしれない。
ここで驚いたのがDAIGOさんでして。やはりすごい整ったお顔されてるんですよ。というかよく考えてみれば、高橋さんより年上ですよね。恐ろしい。あの方だけ時間軸狂ってるのかもしれない。
ここでトークがずっと展開されてるんですが、司会者の方に「この〇〇のシーンについてお2人(これはまさみさんと高橋さんですが)いかがですか?」とか振られた時に、高橋さんが「長澤さんどうですか?」とすかさず振った瞬間がありまして。この場面を見られただけでも来てよかったと思いました。「お2人」とか「皆さん」とか漠然と振ると大体振られた側で「え、あ、どうぞ」「いえいえどうぞ」みたいな間ができてしまうものですが、さすがの高橋一生でした。ああいう切り返しを見ているとなんか司会とかできてしまうんじゃないでしょうか。紅白の紅組司会とかどうでしょう、朝ドラ枠で。
全体としても結構さっぱり?終わった感じがしました。
映画本編
文章力が足りず、ただの感想文になってしまってます。ネタバレは避けていますが、もしネタバレのように感じる方がいらっしゃったら本当に申し訳ありません。
観る前の心構えとしては、東宝であること・キャスト・プロモなどの具合をみて「ライトに観よう」と思っていました。また、先入観に支配されやすい人間なので極力予告とかも見ないで行きました。
あらすじは公式から読んでいただいた方がわかりやすいと思うので…
観て一発目の印象としては、「2時間パンパンだったかな~」というものでした。伏線の張り方やストーリーの進め方など、安定だな、というか。でもいろんな方に観てほしいんです。というかいろんな方の感想が聞きたい。
お一人ずつ。
まさみさん演じるヒロインのゆかりですが、感情の起伏が激しい上に、その感情の赴くままに行動してしまうなかなかな方で。「あーめんどくせーヤツ!」ってなるんですけど、わからなくもないんですよね。「今気分下がっちゃったね、そうだね」とか「そういうとき甘えたくなる~!」って意外と感情移入して観てました。でもよくよく考えると、あれ結構嫌な女…?感情移入できる私は一体…?と動揺してます。
そして高橋さん演じる桔平。もうまた「ああ、この役はこの人しか」というか、高橋さんをこの役においたことで作品全体の雰囲気や方向性が明確に見えたんじゃないかという気さえしてきます。推しに甘々。
役柄について上手く説明できないので、直感的にこんな感じ、を表しますと
映画「お客さん、このようなイッセイいかがですか?」
私「あ、こういうの欲してたんですー!ありがとうございます、いただきます」
映画「実はこういったイッセイもございまして…」
私「え、これもいいんですか?とても贅沢ですね!」
映画「さらにはこのようなイッセイも、」
私「ブーーーーーー(性癖に被弾し鼻血を吹いて倒れる)」
映画「倒れてる場合じゃないですお客さん、まだこんなイッセイが」
私「ま、まって」
という具合です。伝わっ…てないですよね、ほんとすみません。
いろんなキャラが登場ということではなく、いろんな状況下だったり仕草だったりが見られるんです。ひとつ言えるのは「あなたにささるイッセイが必ずいる」ということでしょうか。
桔平自身が倒れてしまってることもあり、彼は誰かの回想の中で登場することが多いです(ここがちょっとリミスリっぽいですね)。だからか総じて儚いんですが、回想ということは思い出す人の記憶であるわけで。関わった人それぞれが捉えた印象に残る記憶なので、桔平という人のいろんな面と相まって様々な人間に映るんです。魅力的な人でした。
そして吉田鋼太郎さん演じる海原。軽やかに見せつつ深みのあるお芝居最高でした。理想のおじさん。
川栄さん演じる心葉は桔平のストーカーと言うだけあり、私の中で湧く感情が「あなたの発言に100万いいね!!」か「キィーーッ!!(©のだめカンタービレのますみちゃん)」しかありませんでした。
そしてDAIGOさん演じるキム(愛称です)。正直こういうお芝居系どうなんだろう…とか思ってた部分がなくはなかったんですが、すごいハマってました、すいませんでした(土下座)。元々の年齢不詳感がいい感じに雰囲気を出してました。
ゆかりと桔平の関係性だったり、彼らが置かれている状況とか悩みを完全に理解できるほど私自身人間ができてなくて、もう少し理解できたらな…と自分自身に歯痒いところもありましたが。もういろいろ超えて単純にあのお二人が美しくて。途中から「はああ……」しか出てこなくなるんですね。ずっと観てられる、もうどうにでもやってくれ、という訳のわからない状況になりました。
そして「嘘」というテーマ。高橋さんがこの舞台挨拶の冒頭でも仰ってた「嘘をネガティブなものと捉えたくない」という言葉は、かなり高橋さんの中で一貫した観念のように思うんですが、この意味を改めて問われるというか。
とにかく、高橋さん好きな皆さんに観てほしい作品です。絶対悶える部分があります。そして早く皆さんと語りたい。
あとちょっと余計なことをひとつ。
無職好きな方は観ないと生涯後悔する。と思う。