何なのでしょう。私の性癖としてはサイコパスやら狂気的やらといった役を演じる推しが大好物のはずなのに、なぜか私の好きな役ランキング上位に入るのは「天使」な役ばかり。なんで「天使」を好きになってしまうんだろう。と思い考えてみました。
いや待て。そもそも天使な役ってなんですの??という皆さん、ごもっともです。天使はサイコパスほどもジャンルとして確立されていません。確立せんでいいけど。
とりあえず私が考える「天使」の条件はこちら。
1、なんかわからんがとにかく愛らしい
もうとにかく愛らしい。推しのフィルター抜きにしてもかわいい。天使タイプのだいたいは人類に愛されるべくして形作られた見た目をしている。そして純粋さなのかピュアさからくるのかわからんけど内面も愛らしい。逆に言うと、愛される宿命を背負っている。
2、生きがたさを抱えている
なにせ天使なので、なかなか人間社会に適応できない。そのためかいつも生きづらそうにしてるけど、天使なのでなんやかんやみんなに助けてもらったりするし、ニコニコして生きてる。いわゆるふつうの人間社会に生きている人とは違った視点を持つことが多く、周囲の人は天使によって新たな視点に気づいたりイライラしたりする。
ざっとこんなもんです。とはいえ、条件に少しくらい当てはまってなかろうが天使は天使です。あなたの天使はあなたの天使、私の天使は私の天使。
というわけで私が完全に独断と偏見で選んだ誇るべき天使の皆さんを紹介しましょう!ちなみに順番はランキングでもなければ、年代順でもありません、適当です!
① 春田創一(おっさんずラブ)
はい。いきなりガチの推しキャラで申し訳ありません。春田さんです。
おそらく9割方牧くんのために地上に降りてきた天使。全人類平等に優しさを降り注ぐとんでもない天使性を持ち、いろんな人から愛されまくる。しかし、平等に優しさを降り注ごうとした結果、逆に他人を傷つけてしまうことも。「牧からも部長からも愛されなきゃいけない」と中の人が気合を入れたお芝居で見事な愛され天使に。
② 深山大翔(99.9ー刑事専門弁護士ー)
相関図を一見しただけでは「ダジャレ好きの変人」に見える弁護士。しかし映像を見れば一発でわかる、彼は天使です。○話で「質問がある人は手を上げて!」と言われた深山が「はい!」と手を上げるシーン、もう5歳児と見紛うかわいさです。
変人と勘違いされがちだけど、弁護の際真実を見抜こうとする芯を強く持っている彼を周囲の登場人物とともに見守りたくなります。
③山田太郎(山田太郎ものがたり)
遡りましたね〜ということで山田太郎です。2007年放送だったのでもう12年経っている……!
容姿端麗で勉強もスポーツもできるけど、お家があまりにも貧乏という宿命を背負う。しかしながら本当に純粋なんだな……。それが金持ちの御村くんなどなど、様々な人に影響を与えていきます。
④黒澤涼(カラマーゾフの兄弟)
これも結構前の作品。有名な原作、『カラマーゾフの兄弟』に登場する三兄弟の三男ですね。
お金持ちの家に生まれ、かなり過酷な環境で育ったにも関わらず超純粋。作中で涼が傷つくたびに「彼を傷つける人、社会、許さん」とモンペが発動しそうになるのをぐっと堪えて鑑賞しましょう。当時演じた林さんが「普段もずっと優しくしてなくちゃいけない、澄んだ目をしていなきゃいけない」と臨んだこの役、地上に降り立ったのが間違いだと思うほどの天使具合です。
⑤佐治くん(デトロイト・メタル・シティ)
「高橋一生がタンバリン叩きながらライトなポップミュージックを歌う」という日本映画史に残る名シーンが見られますのでつべこべ言わず見て。
⑥D-roomの夫
おなじみ、D-roomのCMに登場する夫です(役名何だろう……)。この髪のハネを見てもおわかりになりますようにただの天使です。
いかがでしたか? 皆さんの天使も良ければ教えてくださいね!